福島第一原発2号機で始まる予定だった燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は手順に誤りがあったとして、22日の作業を中断しました。

　燃料デブリの試験的な取り出しは、22日から2週間ほどかけて3グラム以下の燃料デブリを採取する計画でした。

　東京電力によりますと、作業員が取り出し装置の取り付けに誤りがあったことを見つけたことから、22日の作業を中断したということです。

　作業再開の見通しは立っていません。

　燃料デブリの試験的な取り出しは当初2021年中に始める計画でしたが、これまで3回にわたり延期されていました。