宮城県では依然としてクマの目撃が相次ぎ、前年の同時期を上回っています。栗原市では、出没を想定した訓練が行われました。

 クマの出没が増える時期を前に宮城県と栗原市、警察などが行った訓練は住宅街にクマが出没し、近くの竹やぶに身を隠しているという想定で行われました。

 「追い払う」「麻酔銃で捕獲する」「駆除する」の順に、どのような対応が適切か状況などを踏まえ判断しました。

 県によりますと、20日までにクマの目撃情報が548件寄せられていて前年同時期を72件上回っています。

 県自然保護課大山慶一郎総括課長補佐「クマの対応を迅速に行えるように今後も訓練を続けていきたいと思います」

 県は、クマの活動が活発になる朝と夕方の行動を避けるなどの対策を呼び掛けています。