1日、仙台市青葉区の路上で男子高校生が男2人に暴行を受け死亡した事件で、仙台地方検察庁は、2人を傷害致死の罪で起訴しました。

 2人は酒に酔った状態で男子高校生に因縁をつけて口論となり、暴行に至ったとみられています。

 傷害致死の罪で起訴されたのは、いずれも仙台市に住む、ウェブデザイナーの多田康二被告(25)と、広告代理業の佐藤蓮被告(26)です。

 2人は1日午前5時ごろ、青葉区の路上で17歳の男子高校生に対し殴る蹴るなどの暴行を複数回加え、死亡させた罪に問われています。

 高校生は殴られた際に転倒して路面に頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡しました。

 検察などによりますと、2人は当時酒を飲んでいて、グループで食事を終え店を出てきた男子高校生に因縁をつけ、口論に発展したとみられています。

 2人は格闘技経験者で、男子高校生が倒れた後も、執拗に暴行を加え続けたということです。

 2人は調べに対し「暴行はしていない」などと容疑を否認しています。