宮城県庁の複数の職員が、職員同士が連絡に使う専用のチャットツールで人事情報などを不正に閲覧していたことが分かりました。

 宮城県によりますと、デジタルみやぎ推進課に所属していた5人は、管理者権限のIDとパスワードを使い宮城県庁のチャットラックと呼ばれるメッセージやファイルを情報共有するソフトで、人事情報や県職員同士のやりとりなど3362件を不正に閲覧し、人事ファイルなど383件を不正に保存していたということです。

 4月に職員からの情報提供で発覚し、県が全ての職員を対象に調査していました。

 武者光明県企画部長「DX、情報を扱う担当課の職員がこういったことを起こしたことを非常に重く受け止めている。二度とこういったことが起きないよう気をつけてまいりたい」

 職員らは「興味があったので閲覧した」と話しているということです。