点検や整備を行わず車検を通すペーパー車検を行ったとして、宮城県栗原市の自動車整備工場の経営者ら2人が逮捕されました。
道路運送車両法違反などの疑いで逮捕されたのは若柳自動車整備の代表、伊藤広隆容疑者(52)と自営業の千葉新一容疑者(68)です。
警察によりますと2人は共謀して2023年5月から12月にかけて、車3台の車検の際に必要な整備点検を実施せずに保安基準適合証を作成し、不正に車検を通した疑いが持たれています。
5月に東北運輸局の定期監査で不正車検が発覚し、警察が捜査していました。
2人は以前は同僚で千葉容疑者は伊藤容疑者へ顧客を紹介していたということで、警察の調べに対し「間違いない」と容疑を認めているということです。
警察では、他にも100台以上でペーパー車検をしていたとみて調べています。