宮城県蔵王町で梨の出荷が始まり、関係者が作業の安全を祈願しました。

 JAみやぎ仙南蔵王梨選果場で行われた安全祈願祭には、町内の生産者や農協の職員およそ50人が参加しました。

 蔵王町では70軒ほどの農家が梨を栽培する県内一の梨の産地です。

 23日は町内で収穫された幸水およそ4トンが運び込まれ、色や大きさ、甘さごとに選別された梨を職員が1つ1つ丁寧に箱詰めしていきました。

 2023年は遅霜で一部に被害が出ましたが、2024年は霜や病害虫の被害もなく、出来は良いということです。

 JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会齋藤秀俊部会長「8月に入り雨も降りまして玉の肥大もございましたので、かなりみずみずしく甘い梨に仕上がっています。店頭で確かめて買って頂ければ」

 出荷作業は「幸水」が終わると「豊水」や「あきづき」などに変わり、10月いっぱいまで続きます。出荷量は例年と同じおよそ430トンを見込んでいるということです。