秋の味覚・サンマが宮城県内2つの漁港で初めて水揚げされました。
2024年のサンマは魚体が大きく、関係者たちからは喜びの声が聞かれました。
午前5時頃、気仙沼漁港に入港した大型漁船から水揚げされたのは、北海道の東沖およそ1000キロの公海で獲れたサンマおよそ48.1トンです。
サンマはこの時期としては大きめの1匹100グラムから120グラムほどのサイズが中心となっていて、入札では1キロあたりの平均価格が1249円と高値で取引されました。
仲買人・阿部長商店阿部泰浩社長「非常に大型のサンマも混じっていて、走りにしてこの大きさのサンマというのは近年なかったなと思っています。良いサンマです」
23日は女川漁港でも初水揚げが行われました。
大型船のサンマ漁の解禁日は8月10日と例年より10日早く、気仙沼は前年より23日、女川は35日早い水揚げとなりました。
初物のサンマはさっそく女川町内のスーパーで店頭に並びました。
お祝い価格で税込み1匹213円。前年に比べて大きいのに安いとお客さんからも好評です。
購入した人「ちょっと大きいですよね。去年もうちょっと一回り小さいのを食べたので、今年は楽しみ」
おんまえや総務部阿部哲也部長「もっともっと女川港に入港していただいて、町が盛り上がればなと思っております」
今シーズンのサンマ漁へ期待は高まりますが、国の研究機関によりますと12月までに日本の漁場にやってくるサンマの量は、前年同様低い水準となる見通しだということです。