イギリスが新規加盟したTPP(環太平洋経済連携協定)が12月までに発効することが決まりました。

 イギリス政府は29日、去年7月に日本やカナダなどTPPの加盟国全11カ国が承認したイギリスがTPPに新規加盟する議定書が12月15日までに発効されると発表しました。

 南米のペルーが国内手続きを終え、発効に必要な6カ国の批准を受けたということです。

 イギリス政府は、イギリスからTPP加盟国に輸出される99%以上の商品の関税がなくなるとしていて、国内の経済成長の促進につながるとしています。

 イギリスは加盟国で日本に次ぐ2番目の経済規模で、TPP加盟国のGDP(国内総生産)の合計は世界全体のおよそ15%に拡大します。

 TPPの加盟国が拡大するのは発足以来初めてで、現在、中国や台湾、ウクライナなどが加盟を申請しています。