8月に就任した仙台高等裁判所の小野瀬厚長官が会見を開き「皆様からの期待、信頼に応えていけるよう力を尽くしたい」と抱負を述べました。
東北での勤務は初めてという小野瀬長官は、東日本大震災に関する訴訟が現在も続いていることについて「今後も被災者の方々の置かれた状況に十分に配慮し、適正迅速な裁判の実現に向けて取り組んでまいりたい」と話しました。
今後力を入れたい取り組みとしては、裁判手続きのデジタル化への対応を挙げ「より利用しやすい手続きにして、適正かつ迅速に紛争の解決に力を尽くしたい」としています。
小野瀬長官は東京都出身の63歳です。東京大学法学部を卒業後に法務省民事局長などを経て、2022年6月から千葉地方裁判所の所長を務めていました。