アメリカ大統領選挙で民主党の候補となったハリス副大統領が、立候補の表明後初めてメディアのインタビューに応じ、勝利すれば共和党から閣僚を起用する考えを表明しました。

アメリカ ハリス副大統領 「私は多様な意見を受け入れることにこれまでのキャリアを費やしてきた。最も重要な決断を下す際には、異なる見解や経験を持つ人がテーブルにつくことが重要だと思う」

 ハリス副大統領はCNNのインタビューで、共和党員の閣僚起用は「国民にとって有益だ」と明言し、党派を超えた指導者を目指す姿勢を改めて強調した形です。

 ハリス氏はまた、移民政策でより強硬な立場に転じたことなど、スタンスの変遷を問われると、副大統領の経験から新たな視点が生まれたと説明しました。

 その一方で、「私の政策観と決断で最も重要な点は、私の価値観が変わっていないことだ」と述べました。

 ハリス氏はまた、大統領に就任した際の最優先事項は「中産階級の支援と強化だ」と回答し、就任初日から経済政策を実行していくと説明しました。

 食費や住宅費の引き下げ、乳児がいる世帯への児童税額控除の拡充など、一般家庭への投資を通じて生活の改善に取り組む姿勢を改めてアピールしました。

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