JR東京駅に停車していた電車内で乗客の財布を盗んだとして、中国人の男2人が逮捕されました。2人は電車に乗り込む瞬間を狙う「乗っ込み」と呼ばれる方法を使っていました。

 李徳撥容疑者(60)ら2人は27日、JR東京駅に停車していた東海道線の電車内で、乗客の60代男性のショルダーバッグから現金などが入った財布を盗んだ疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、李容疑者が実行役、もう1人が見張り役で、電車に乗り込む瞬間にスリをする「乗っ込み」という手口だったということです。

 李容疑者は容疑を認め、もう1人は否認しています。

 警視庁は「乗っ込み」の対策として「バッグ類はなるべく前に持つように」と呼び掛けています。