宮城県石巻市では、今シーズンの養殖ノリの種付け作業が始まっています。

 石巻市渡波地区では毎年この時期、水車に巻きつけた養殖網を水槽にくぐらせて、ノリの胞子を付着させる種付け作業を行っています。

 県漁協石巻湾支所での前シーズンのノリの生産は、海水温の高さなどから例年よりも2割から3割ほど少ない4800万枚ほどにとどまりましたが、今シーズンは例年並みの約6000万枚を目指すということです。

 県漁協石巻湾支所のり部会阿部泰輔部会長「多分高水温だと思うんですよね。その辺をどのように工夫しながらやっていこうかなというのが今後の課題だと思います」

 ノリの種付け作業は9月中旬ごろまで行われ、11月上旬から収穫が始まる予定です。