一時、台風の暴風域に入った福岡県築上町では、川の様子を見に行った高齢の男性が行方不明となりました。下流で男性の遺体が見つかり、身元の確認が進められています。

 (加藤春樹記者報告)  男性が流されたとみられる城井川です。

 ご覧のように川にかかる橋の半分近くが崩落しています。

 台風が近付くにつれて川の流れが激しくなっていることがうかがえます。

 この流れの早い城井川で29日午後9時半ごろ、「高齢男性が近くの川を見に行って、その後姿が見えなくなった」と消防に通報がありました。

 川の近くに男性が使っていた歩行器があったことから、警察と消防が川に流された可能性があるとみて29日から捜索を続けていました。

 そして30日午前7時半ごろ、城井川の下流で高齢男性が心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認されました。

 身元の確認ができるような所持品はありませんでしたが、警察は行方不明になった男性の可能性もあるとみて身元の確認を進めています。