2017年にイギリス・ロンドンで起きた高層マンション火災の最終の調査結果が公表されました。

 2017年6月に起きたロンドンの24階建て高層マンションの火災では、72人が死亡しました。

 独立調査委員会は4日に公表した最終報告書で、マンションの外壁に燃えやすい素材が使われていたことが火災を拡大させたと結論付けました。

 外装材メーカーが危険性を「故意に隠蔽(いんぺい)」していたほか、政府と建設業界が外装に使われる燃えやすい素材の対策を数十年にわたって怠ったとも指摘しました。

 現地メディアは、現在もおよそ4600棟のマンションなどで危険な外装材が使われていると報じています。