税金滞納者から差し押さえた財産を売却するオークションに東京国税局が出品していた高級車「フェラーリ」が、過去最高額となるおよそ9400万円で落札されました。

 インターネット公売は滞納された税金を徴収するために、差し押さえた財産を強制的に売却する手続きの一つです。

 今回のオークションで、東京国税局は高級車「フェラーリ」を最低入札価格5680万円で出品していました。

 4日まで行われた入札には137件の申し込みがあり、最終的に9430万円で落札されました。

 不動産を除くと、9315万円で落札された2012年度のダイヤモンドを上回り過去最高額だということです。

 インターネット公売を実施する国税庁は、「良好な結果となりました。引き続き適正かつ公平な課税・徴収の実現に努めてまいりたい」とコメントしています。