東日本大震災の震源域を調査しようと、海洋研究開発機構の探査船が静岡県の清水港から宮城県沖に向けて出港しました。

 調査を行うのは地球深部探査船ちきゅうで、東日本大震災から13年が経ち発生翌年に調査した東北沖の震源域を再び調査して、次に起きる可能性のある巨大地震に向け断層などの変化を捉えることを目指します。

 調査は長さ40メートルのパイプをつなぎ合わせて海底に下ろし、水深7000メートルの海底で掘削を行って岩石のサンプル回収などを行います。

 調査は12月20日までで、世界10カ国の研究者56人が参加する予定です。