インカレ水泳3日目。 この日行われた女子400m自由形決勝には、東京オリンピックや世界水泳福岡で日本代表経験のある難波実夢選手(近畿大学4年)が出場。難波選手は大会2日目に女子800m自由形で大会新記録となる8:29.97の好タイムをたたき出し、4連覇を果たしていました。

去年まで400m自由形でも3連覇しており、女子史上5人目となるインカレ2種目4連覇がかかっていたこのレース。 難波選手は、常に「自分のレースをしたい、試合自体を楽しみたい」と連覇や快挙達成に特別な意識は向けず挑みます。

最初の100mは全体的に大きな差がなくターンしていきますが、200m時点で難波選手が体半分抜け出します。そして300mでのターンは、なんと自身がもつ大会記録を上回るペース!さらにラスト50mで加速し、後半の強さをみせた難波選手。大会記録を0.16秒更新する4:07.27というタイムで、この種目4連覇を果たしました。

難波選手は女子史上5人目となるインカレ2種目4連覇。さらに出場した個人2種目ともに大会新記録という快挙を成し遂げました。 レース後には「プレッシャーもありすごく緊張したが、自分の種目だから絶対に負けられないと思い泳いだ。(2種目4連覇については)今はほっとしている気持ちが一番大きい」と話しました。 近畿大学女子主将として臨んだ最後のインカレ。チームメイトに“頼れる主将の姿”を見せる結果となりました。

女子400m自由形結果 1.難波実夢 近畿大学4年 4:07.27 大会新 2.梶本一花 同志社大学3年 4:09.05 3.長尾佳音 明治大学3年 4:11.97