アフリカ東部のケニアで学校の寮が火事になり、少なくとも21人の生徒が死亡しました。地元当局は放火の可能性も視野に捜査をしています。

 ケニア政府は、中部のニエリにある小学校の寮で5日に火事があり、これまでに21人の男子生徒が死亡したと明らかにしました。

 この寮には当時、9歳から13歳の生徒約150人がいて、就寝中だったということです。

 ケニアで子どもや女性の権利擁護などに取り組む国家機関は、寮が安全基準に違反した「過密状態」だったという見方を示しています。

 地元当局は火災の原因は分かっていないとしていますが、「罪を犯した者は裁きを受ける」とコメントしました。

 現場では殺人事件などを担当する捜査員が活動していて、放火の可能性も視野に調べが進められています。