その瞬間、パブリックビューイング会場には、悲鳴と歓声が入り交じり、大きな拍手が沸き上がりました。

 8日、日本の一力遼棋聖(27)が中国の謝科九段に挑んだ「第10回応氏杯世界選手権」の決勝五番勝負。4年に一度開催され「囲碁のオリンピック」とも呼ばれています。

 連勝して第3局に臨んだ一力棋聖はスピーディーかつ正確な読みで3連勝し、優勝を果たしました。

 主要な世界戦で日本勢が優勝するのは、2005年以来、19年ぶりの快挙です。

観戦していた人 「本当にすごく誇りに思いますし、きょうこの場に立ち会えたことが本当に誇らしくて、すごくうれしい気持ちでいっぱい」

 一力棋聖は父親が社長を務める河北新報社で取締役も務めていて、今後も新聞社経営との二刀流で、かつての囲碁最強国・日本の復権を担います。

(「グッド!モーニング」2024年9月9日放送分より)