南米ベネズエラの大統領選挙に出馬し、逮捕状が出ていた野党候補のゴンザレス氏は、亡命した理由について「自分の命を守るため」と明らかにしました。

 7月のベネズエラ大統領選に出馬した野党候補のゴンザレス氏は8日、亡命先のスペインに到着しました。

 亡命の理由について、ゴンザレス氏の弁護士は「自分の命と身の安全を守るための決断だった」と明らかにしました。

 ゴンザレス氏は「出国を許さないという脅迫が相次いだ」と話しています。

 大統領選では選挙管理委員会がマドゥロ大統領の再選を発表しましたが、野党側は、票の集計に不正があったとして、ゴンザレス氏の勝利を主張しています。

 ゴンザレス氏は「自由と民主主義の回復のため、戦いをすぐに再開する」と強調しています。