アメリカの国務長官とイギリスの外相がそろってウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領らと欧米が供与した長距離ミサイルの使用制限の撤廃などについて意見を交わしました。

 11日、キーウを訪問したブリンケン国務長官とイギリスのラミー外相は両国合わせておよそ15億ドル、日本円で2100億円を超える追加援助を約束しました。

 ゼレンスキー大統領は会談に先立ち、欧米が供与した長距離ミサイルのロシア領内への使用制限撤廃について「強い決断を期待する」と述べていました。

 アメリカメディアによりますと、ブリンケン長官は「ワシントンに持ち帰り、大統領に説明する」と述べたということです。

 一方、イギリスのガーディアン紙は、イギリス政府は巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用を許可する決定を下したと伝えました。

 13日にはワシントンでアメリカとイギリスの首脳が会談する予定です。