人気アイドルグループのファンから「聖地」と呼ばれる東京・北区の神社が、東京国税局からおよそ2億5000万円の所得隠しを指摘されたことが分かりました。

　東京国税局から所得隠しの指摘を受けたのは、北区にある「赤羽八幡神社」です。

　関係者によりますと、この神社の宮司がお守りなどの売り上げの一部を飲食などで私的に流用したということです。

　流用の額は去年までの7年間で、およそ2億5000万円に上ります。

　東京国税局は、こうした流用額を宮司への給与と認定し、宗教法人は源泉徴収する義務があったにもかかわらずしていなかったと指摘しました。

　そのうえで、宗教法人と宮司に対して重加算税を含むおよそ1億3000万円を追徴課税したということです。

　赤羽八幡神社は、ANNの取材に対して「お答えは差し控えます」としています。

　赤羽八幡神社は、販売するお守りについた「∞（無限大）」マークがきっかけで、アイドルグループ「SUPER EIGHT」のファンから聖地として人気を集めています。