大阪市の市街地で爆発があり、4人がけがをして周辺の建物にも被害が出ています。現場では一体、何があったのでしょうか。爆発が起きた現場前から報告です。

 (宮原慎弥記者報告)  現場となったのは雨水をためる施設だということです。

 市の担当者によりますと、施設内にある汚水を送るための排水ポンプの辺りで何らかの可燃性のガスが発生し、それが原因で爆発した可能性があるということです。

 基本的にこの施設は火の気はなく、人もいないのですが、12日は建物の外にあるマンホールの隙間をふさぐ作業などを行っていたということです。けがをした4人も建物の外にいたということです。

 現場では今も車が横倒しになっていて、フェンスも歩道側に曲がったままとなっています。ガスが出ているという情報もあり、今も消防などが作業を進めています。

(Q.可燃性のガスが出ているという情報もあるということだが、臭いなどは感じるか?)  雨が降っているということもあって臭いはしませんが、たった今、少しガスのような臭いが漂ってきました。風に乗ってガスの臭いが漂ってきました。

(Q.入口のところに近付くと臭いを感じる?)  今、フェンスのすぐそばにいるのですが、硫黄のような臭いが立ち込めてきました。先ほどまでは少し離れた場所にいたのですが、今も作業中のため近くに来たことによって少し臭いが分かるようになってきました。

(Q.今も臭いがするということだが、住民の皆さんはどのように過ごしている?)  爆発の影響で、現場から20メートルほど離れたマンションのベランダでガラスが割れたという電話がありました。

 そのガラスが割れた住民の人に話を聞くと、車が建物にぶつかるような音とともに衝撃とガラスが割れる音がしたと話していました。これまでに感じたことのない恐怖を感じたと話しています。