9月になっても連日、厳しい暑さが続いています。宮城県富谷市では春に咲くサツキが季節外れの花を咲かせています。

 斎藤信さん「11日までつぼみでしたが、12日朝に咲きました」

 富谷市に住む斎藤信さんが庭で育てているサツキが、ピンク色の花を咲かせています。 8日ごろに出始めたつぼみは12日までに6個に増えました。

 例年5月ごろに咲くサツキですが、この時期に開花するのは35年間育ててきて初めてだと言います。

 斎藤信「暑い後に咲くっていう記憶が無いので、多分初めてだと思います。異常に暑いから春来たんだと思ったんじゃないかなと」

 せんだい農業園芸センターの坂本邦雄所長によりますと、植物が通常とは異なる時期に開花するのは不時現象と呼ばれるとと言います。

 せんだい農業園芸センター坂本邦雄所長「1輪咲いたりとか後から時期がずれて咲く現象っていうのはたまに見かけられる。少し寒くなって急にまた暑くなったりとか普通の気候状況と変化が激しい時とか、あるいは台風などの風によって潮風が流れてきて刺激が与えられて咲く」

 せんだい農業園芸センターでは、暑さの影響で秋バラの開花が例年より2週間ほど早まっているということです。