脱炭素社会の実現に向け、大学と地域が連携して次世代エネルギーの取り組みを進めるためのセミナーが、宮城県大崎市鳴子温泉で開催されました。

 脱炭素社会の実現に向けた研究を地域と共に進めていこうと宮城県が初めて開催し、東北大学の関係者や大崎市鳴子温泉の住民など約50人が参加しました。

 東北大学大学院工学研究科の高村仁教授が、水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池などについて紹介しました。

 自動車部品メーカーの担当者は、温泉の熱や蒸気を活用することで温暖化ガスを排出しない水素を作り出す方法を説明しました。

 宮城県次世代エネルギー室押野孝博総括室長補佐「環境に優しい取り組みは、観光の資源としても皆さんに注目していただけるのではないかと思っております」

 宮城県は、今後も地域に適した次世代エネルギーについてのセミナーを開催していきたいとしています。