東京都内の自宅で覚醒剤を所持した罪などに問われている音楽バンド「C-C-B」の元メンバーに東京地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

 音楽バンド「C-C-B」でキーボードを担当していた田口智治被告(63)は6月、東京・足立区の自宅で覚醒剤を使用し、およそ0.585グラムを所持した罪に問われています。

 2日の初公判で田口被告は起訴内容を認めていました。

 検察側は懲役2年6カ月を求刑していました。

 17日の裁判で東京地裁は「同種の前科で服役したにもかかわらず犯行に及んでいて、覚醒剤に対する親和性や依存性が認められる。刑事責任は重く、実刑を選択するほかない」と指摘しました。

 一方で、「犯行を素直に認め、覚醒剤との関係を断つための誓約をしている」などとして、田口被告に懲役2年の実刑判決を言い渡しました。