今年7月1日時点の全国の地価は、緩やかな景気の回復や外国人観光客の急激な増加などを背景に3年連続で上昇し、上昇幅も拡大しました。

 国土交通省が発表した今年7月1日時点の全国の地価は、土地の全用途での平均がプラス1.4%となり、3年連続で上昇しました。

 外国人観光客からの需要が高い商業地での大幅な上昇が目立ったほか、コロナ禍で落ち着いていた都市部の住宅需要が回復しています。

 また、リゾート地への移住需要が強まっていて、今年、地価の上昇率が最も高かった地点は沖縄県恩納村の29.0%でした。

 全国的には上昇基調が強まった一方で、1月に発生した能登半島地震の被災地は大幅な下落となりました。