今月、中国・深センで起きた日本人児童の刺殺事件などを巡り、日本政府の対応が弱腰すぎるとの批判が広がっています。

 石破茂新総裁が誕生。経済対策は…。少子化対策は…。日本の未来は一体どこへ向かうのか。様々な声が上がっているわけですが、その中の1つが…。

X(旧ツイッター)から 「対中政策はどうなるんだろう…」

 “中国”への対応を問う声です。というのも現在、日中関係は決して良いとは言えない状況。これまでも中国による度重なる領海侵犯が問題視されてきたのですが、今年8月には中国軍機による初めての「領空侵犯」が確認されました。

木原防衛大臣 「中国政府に外交ルートで極めて厳重に抗議するとともに再発防止というのを強く求めたところではあります」

 また、緊張感が高まるなか、今月18日には中国・深センで日本人学校に通う男児が登校中に刺され、死亡する事件が発生。現地の日本人に不安が広がったのですが、中国外務省は…。

中国外務省 林剣副報道局長 「これまでにまとめた情報によると、これは個別な案件です。類似な事件は、どの国でも起こり得る」

 一方、日本政府は…。

上川陽子外務大臣 「登校中の児童に対して卑劣な行為が行われたということに対して、誠に遺憾であると思っておりまして」

 「誠に遺憾」という受け止め。こうした日本政府の姿勢にはSNS上で疑問の声も上がっています。

Xから 「日本は中国に甘い。もっと強硬な対応を求める」 「『遺憾』の一言で終わらせるの、いい加減やめろ!」

 では今後、中国とはどう関係を築いていけばいいのか。総裁選中に問われた石破氏は…。

石破茂氏 「(Q.総理になられた場合、どう中国と対峙(たいじ)していく?)国も違えば国益も違うのであって、そういうことを踏まえたうえで首脳同士がどれだけ率直に、かつ頻繁に意見交換ができるかということ」