鉄道の「輪軸」の組み立て作業の際に検査結果の数値が書き換えられていた問題で、国土交通省が「東急電鉄」に立ち入り検査を行いました。

 国交省が1日午後3時ごろに立ち入り検査を行ったのは東急電鉄の本社です。

 東急電鉄を巡っては、JR東日本のグループ会社「総合車両製作所」から納品を受けた車輪に車軸を取り付けた輪軸について、検査結果の数値が書き換えられていたことが発覚しました。

 国交省は一連の不正を受け、全国の鉄道事業者などを緊急点検しました。

 その結果、156の事業者のうち、91事業者で「不適切な事案」が確認されました。

 このうち「総合車両製作所」やJR東日本などの5社では、検査結果の記録を書き換える「改ざん」があったということです。

 国交省はこれまでに合わせて8社に立ち入り検査をしています。