イスラエルとハマスの衝突が始まってから7日で1年になります。ガザ地区での死者数が4万人を超える一方、戦火は収まることなくレバノンでの本格的な戦闘へと飛び火しています。

 1年前の10月7日、ハマスが大規模な越境攻撃を始めたことから戦争は始まりました。

 この時、イスラエル側の農場などが襲われおよそ1200人が死亡し、今も、人質として連れ去られた100人近くが拘束されたままだとみられます。

 イスラエル軍は、その後、ガザへの地上侵攻に踏み切りました。

 死者数は現在も増え続けており、パレスチナ側の死者は6日時点で4万1870人に上ります。

 国際社会からは「大量虐殺だ」との批判の声も上がっています。

 今月1日には、イスラエルは「北部の住人を帰還させる」のを名目に、レバノンへの地上侵攻を開始しており、ここ2週間での死者は1400人を超えています。