イスラム組織「ハマス」とイスラエルの戦闘が始まって1年が経ったことを受けて、アメリカのバイデン大統領は犠牲者に哀悼の意を示し、停戦合意に向けた取り組みを続けると強調しました。

 バイデン大統領は7日、ジル夫人とともにホワイトハウスでろうそくに火を灯し、イスラエルとハマスの戦闘の犠牲者に黙祷(もくとう)を捧げました。

 バイデン氏は声明で、ハマスが拘束を続ける人質やその家族は「地獄を経験している」と指摘し、人質の解放は「決して諦めない」と決意を示しました。

 また、「あまりにも多くの民間人が大きな苦しみを味わってきた」とも振り返り、ガザ地区の停戦合意を追求する姿勢を強調しました。

 ハリス副大統領も声明を発表し、「人質の解放と停戦合意を結ぶべき時はとうに過ぎている」と述べたうえで、ガザ地区からハマスの脅威を排除するために「全力を尽くす」と訴えました。