目撃されたのは目を疑う光景でした。
中国・チベット自治区。ごみ捨て場に群がっているのは、なんとヒグマ。ざっと数えただけでも16頭はいます。
「クマ出没注意」と書かれた看板の前で争うヒグマたち。
撮影者 「言葉が出ないわ…怖かった」
このごみ捨て場は「クマの食堂」として知られ、人気観光地になっているといいます。
観光客 「首つかんでる」 「早く撮影して」
縄張り争いのけんかをするマーモットと、その周囲を取り囲む人々。中国では野生動物と観光客との距離感が度々、問題となっています。
撮影者 「けんかはやめて。餌(えさ)食べよう」
無責任な餌やりも問題に。
その行動は次第にエスカレート。野生のヒグマ相手にも近付く観光客が続出。襲われる被害が相次いでいます。
さらに、人間からもらえる餌に味を占めたクマが街にも現れるように…。
観光客 「また来たぞ。デカい」
その結果、ごみ捨て場が「クマの食堂」と化したのです。
すでに住み着いているクマもいるほどですが、コストの問題もあって移転など対策は進んでいないということです。