イスラエル北部で市民らが相次いで刺されて少なくとも6人がけがをしました。地元当局はテロと認定し、捜査を始めました。

 イスラエルの地元メディアによりますと、北部のハデラにある4つの場所で市民らが相次いで刺され、少なくとも6人がけがをしたということです。

 このうち3人は容体が深刻な状態だとしています。

 容疑者はアラブ系のイスラエル国籍を持つ男(36)で、現場から逃走しましたが、警察官が発砲した後に取り押さえられました。

 地元当局はテロ事件の可能性が高いとして捜査を始めています。

 イスラム組織「ハマス」は容疑者を「英雄」としたうえで、「ガザとヨルダン川西岸におけるイスラエル軍の犯罪への強いメッセージだ」と声明を出しました。

 イスラエルでは、ここ数カ月、銃の乱射など市民らが犠牲となるテロ事件が相次いで起きています。