8日午後11時ごろ、宮城県気仙沼市の漁港でカツオ漁船3隻が絡む衝突事故が発生しました。燃料の油が流出し、現場ではオイルフェンスを設置して拡散を抑える対応が行われています。

 また、2隻の船が座礁して一時動けなくなりましたが、潮位が上がった9日午前11時頃に動き出し座礁は解消されたということです。

 事故があったのは気仙沼漁港の魚市場付近です。

 気仙沼海上保安署によりますと、8日午後11時ごろ、港を出ようとした第八十八福徳丸(119トン)が、前方に着岸していた第八喜與丸(151トン)に接触しました。

 さらに、その前方に着岸していた第十八裕喜丸(49トン)にも衝突し、第八十八福徳丸と第十八裕喜丸が魚市場南側の護岸に乗り上げたということです。

 漁船3隻の乗組員にけがはありませんが、衝突された第十八裕喜丸から燃料油の流出があり、オイルフェンスを設置して拡散を抑えるなどの対応が行われています。

 事故の詳細や油流出の被害状況は気仙沼海上保安署が現在調査中です。