ベガルタ仙台は8日、遠藤康選手が今シーズン限りで引退することを正式に発表しました。選手たちは遠藤選手のためにも一丸となって最終戦に臨みます。
遠藤康選手「ピッチの上でチームを勝たせられなくなった引退する。18年間やってきて、今思うと一瞬だった。皆には1日1日1秒を大事にしてほしいと伝えた」
郷家友太選手「みんなの前でヤス(遠藤)さんが泣いたのを初めて見た。安心して引退してもらえるよう、この1試合に全てを懸けたい」
ベガルタは、10月に首位に立っていた横浜FCに快勝するなど2連勝。プレーオフ進出に近づきましたが、前節は熊本に敗れ7位に後退してリーグ最終戦を迎えます。
森山佳郎監督「どの試合も決勝戦だ、と言ってきたけど本当の決勝戦。もう勝つしかない」
プレーオフに進出するためには、最終戦で大分に勝つこと、引き分けの場合は勝ち点で並ぶ6位千葉が負けることが条件です。
プレッシャーが掛かる大一番ですが、遠藤はこの経験が今後に生きると話します。
遠藤康選手「プレッシャーが掛かる中で良いパフォーマンスを出すのは難しい。夜眠れなかったり思うように動けなかったり、そういう中でも勝てるようにしないと。そういう経験をしている選手は今このチームにいない。プレーオフに上がってJ1に行ってもこの経験が大事になる」
郷家友太選手「しっかりと勝って遠藤選手を送り出したい」勝てばプレーオフを一緒に戦える。J1への道とヤスさんと出来る時間をどちらも勝ち取りたい」
プレーオフ進出が懸る大一番、大分との最終戦は10日にユアテックスタジアム仙台で午後2時キックオフです。