グアムの解剖研修に参加した美容外科医が献体の前で撮った写真などをアップし、批判が集まっています。

 炎上した写真は美容クリニックの女性医師が投稿したものでした。

 解剖台に並んでいるのは献体。つまり、人間の遺体です。モザイク処理はされているのですが、そこには「頭部がたくさん並んでいるよ」と書かれ、笑顔のマークが。

 もう1枚の写真には献体を背景にして写る医師たち。手前の女性はピースサインをしています。写真はグアムで行われた解剖研修の様子を撮影したものだといいます。

専門学生(18) 「SNSにモザイクがあっても載せるのはありえないかなと思う」

男性(50代) 「人の生死は重いというか大事なことなので、やっぱりそういうふうに扱うものではない」

 そもそも献体とは医学や歯学の研究、教育、発展に役立ててほしいと自分の遺体を無条件、無報酬で提供すること。

 女性医師は投稿を削除するとともに自身のブログで謝罪しました。

女性医師のブログ(現在は削除)から 「医師でありながら人としての倫理観が欠如した投稿をしてしまったことについて心からおわび申し上げます」

 しかし併せて、解剖が医師にとって重要な機会であり、患者の満足度につながるものとも投稿。さらなる批判を呼ぶことに…。

X(旧ツイッター)への投稿 「問われているのは倫理観なのに。こんな人に体を預けたくない」 「この医師だけがやばいのか、氷山の一角なのか」

 倫理観に対しては同業の医師からも批判が寄せられました。