南米ブラジルの最大都市サンパウロで日本人が強盗の被害に遭って殺害され、容疑者の男が拘束された事件で、現地警察は新たに別の男を拘束しました。

 ブラジルメディアによりますと、サンパウロの東部で24日、妻と孫と一緒に歩いていたフクドメ・ススムさん(78)が近付いてきた男に金を要求され、拒否した後に銃で殺害されました。

 防犯カメラには事件の一部始終が記録されていて、現場から逃走した男が拘束されましたが、27日までにこの男に銃を渡した疑いで警察が別の男を拘束したことが分かりました。

 フクドメさんを殺害した男は、奪った携帯電話2台を転売して金を得ていたということです。