物価高が続くことから、今年1年間の国内旅行の1人あたりの消費額が過去最高になるという見通しが示されました。

 旅行大手のJTBによりますと、今年1年間に1泊以上の旅行に出掛ける日本人は推計で延べ3億1910万人に上ります。

 このうち国内旅行は3億500万人で、1人あたりの旅行費用は4万7800円と、去年より500円上昇すると予測されています。

 物価高の影響で旅費は過去最高を更新する一方で、賃金の上昇など、生活の緩やかな改善が旅行の追い風になるとしています。

 さらに、今年は大阪・関西万博や新たなテーマパークの開業なども予定されていることから、日本人の増加だけでなく、訪日外国人数も初めて4000万人を突破する見込みだということです。