東京・狛江市にある「多摩川緑地公園」では、12日、正月が終わった時期にしめ縄などを燃やす「どんど焼き」が行われました。

 どんど焼きは、正月が過ぎた15日ごろに正月飾りやしめ縄などを持ち寄ってお焚き上げをする伝統行事です。

 正月に迎えた歳神様を感謝を込めて見送る意味があり、その煙や火の粉にあたることで、新しい年の健康と幸せを願います。

 12日午前10時、火がつけられると持ち寄られた飾りものなどが一気に燃え上がり、集まった人たちは勢い良く燃え盛る炎に手を合わせ、静かに見守っていました。

 どんど焼きの火で焼いた餅などを食べると風邪をひかないとされていて、集まった地元の住民や子どもたちは、竹の先にくくり付けたマシュマロを焼いて食べて、今年1年の無病息災や家内安全を願いました。