成人の日を前に宮城県内各地で二十歳を祝う記念式典が12日開かれ、県全体でおよそ2万2400人の若者が節目の日を迎えました。
このうち仙台市で開かれた「はたちの集い」にはおよそ1万1000人の対象者のうち7300人ほどが出席し、晴れ着姿の若者たちでにぎわいました。
成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、2023年から式典の名称が「成人式」から「はたちの集い」と改められています。
式では郡市長が「自分自身を最後まで信じ、自信と勇気を持って前に進んでほしい」と期待の言葉を贈りました。
出席者を代表して運営スタッフ10人が誓いの言葉を述べました。
「めまぐるしく変化する時代を力強く、そしてたくましく」「それぞれが選んだ道を歩みながら希望ある未来を作り上げていくことをここに誓います」
参加者「20年間育ててくれた両親に感謝したいです。自分だけの人生なので後悔しないように生きたいです」
参加者「人とのコミュニケーションがちゃんと取れる、気持ちをちゃんと伝えられる大人になりたいと思います」
気仙沼市では447人が出席して「二十歳を祝う式典」が開催されました。
代表による決意の言葉「震災による深い心の傷を抱えながらもその経験を胸に刻みながらそれぞれが一歩一歩前進を続け、普通の生活ができるという喜びを噛み締めながら二十歳を迎えました。」「皆様の期待に応えられるよう精一杯励んでいきます」
参加者「気持ちの面で(震災から)立ち直れてない部分もあると思うんですけど、新しい方向性で立ち直れてきてるのかなと思ってますね」
参加者「まだ実感がないんですけど二十歳になった自覚を持って生活していければ良いなと思ってます」
12日は県内のほとんどの自治体で二十歳を祝う式典が行われました。