国による学校の部活動の地域移行が進められる中、宮城県富谷市で新年度を見据えた軟式野球のクラブチームの体験会が開かれました。
体験会が行われたのは、2024年12月に発足した、中学生を対象にした軟式野球チーム「富谷黒川ベールボールクラブ」です。
代表は元楽天の投手土屋朋弘さんが務めています。
13日は富谷市や仙台市などの小学6年から中学2年までの16人が参加して屋内での練習に臨みました。
参加者たちは、4月以降の本格始動を前に野球のオフシーズンのいま、基礎体力を養う練習を行い、体が温まった後は軟らかいボールを使った捕球やトスバッティングなどで感覚を確かめていました。
文部科学省は2025年度末をめどに子どもたちが適した環境でスポーツに親しむことや地域における受け皿を整備することなどを目的に部活動を段階的に地域に移行させる提言を取りまとめています。
一般社団法人IPPOSPORTS土屋朋弘代表「大谷選手のような夢を与えられるような、野球を始めるきっかけになる選手が一人でも多く生まれてくれれば」
富谷市では2026年の中総体以降学校での休日の部活動を地域に移行していく方針です。