宮城県大郷町が進める「スポーツパーク構想」についてです。計画に賛成する町民が、町議会の解散の是非を問う住民投票を実施するため行っている署名活動で、これまでに必要な数のおよそ9割が集まったことが分かりました。
大郷町の「スマートスポーツパーク構想」は、5年前の台風19号で被災した粕川地区で総事業費17億円をかけサッカー場12面や宿泊施設を整備するものです。
町の計画に対し町議会議員から計画を疑問視する反対意見があがり、町が議会に提出した関連予算案はこれまで2度、否決されています。
これに対し、計画に賛成する町民有志が町議会解散の是非を問う住民投票を行うための署名運動を行っています。
住民投票の実施には町内の有権者の3分の1以上にあたる2100人余りの署名が必要ですが、11日までに必要な数のおよそ9割にあたる1933人分が集まったということです。
期限は1月24日までで、町の選挙管理委員会が、有効な署名が有権者の3分の1を超えたと確認すれば住民投票が行われ、過半数が賛成すれば町議会は解散されます。