高病原性の鳥インフルエンザが相次いで発生している千葉県で、新たに3カ所の養鶏場で陽性が確認され、およそ80万羽が殺処分されます。

 千葉県によりますと、18日午前、銚子市と旭市の3カ所の養鶏場から相次いで死んだニワトリが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザであることが確認されました。

 関連する別の養鶏場も含めると、およそ80万羽が殺処分されます。

 今シーズンに千葉県で鳥インフルエンザが確認されたのは8例となり、殺処分の対象は合わせておよそ220万羽に上ります。

 千葉県は去年2月時点で、食用の卵を産むニワトリの数が全国トップとなっていて、単純計算で県全体の15%のニワトリが殺処分されることになります。

 千葉県のほか、愛知県でも鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受け、農林水産省は20日から現地に対策本部を設置することを決めました。

 江藤大臣は、「1月が終わってもこの状況は終わらない可能性がある」との懸念を示しています。