石破総理大臣はトランプ大統領と会談するため、6日、アメリカへ出発します。合わせて発表する共同声明には「日米関係の黄金時代を築く」と明記する方針です。

 入念に準備を進めていた日本政府ですが、会談直前になって総理官邸には「緊張感」が漂っています。

 「緊張感」の理由は、4日のトランプ大統領とイスラエル首相との共同会見が異例の様相だったからです。

 大統領自ら会見を取り仕切り、記者との応酬が続きました。

 石破総理周辺は、日本との会見も同様に劇場型となれば、「トランプ大統領から不規則発言が飛び出すかも知れない」と身構えています。

 首脳会談では、台湾周辺など軍事活動を活発化させる中国への対応や、拉致問題を含む北朝鮮もテーマとなります。

 石破総理は、トランプ大統領と蜜月だった安倍元総理のこともあえて話題にしながら、関係構築を図りたい考えです。