三井住友信託銀行の元社員によるインサイダー取引疑惑で、証券取引等監視委員会が元社員の関係先を強制調査したことが分かりました。
関係者によりますと、金融商品取引法違反の疑いで強制調査を受けたのは、三井住友信託銀行の「証券代行」部門の部長級だった50代の元社員の関係先です。
元社員は業務で知ったTOB=株式公開買い付けに関する未公開の情報などを元に、インサイダー取引を行っていた疑いが持たれています。
取引は複数回にわたり、得た利益はおよそ3000万円に上るとみられています。
元社員は去年、銀行側に自ら申告し、懲戒解雇されています。