10日入札の初回を迎える備蓄米の放出を巡り、江藤農水大臣は「政策効果がなければさらに追加する」と述べ、流通の目詰まりなどを解消していく考えを強調しました。

自民 宮崎参議院議員 「コメの流通販売についての情報、動きでありますとかそういったものが、ネットをはじめ至る所であふれている。最近のコメの流通販売等の状況につきまして大臣の現在のご認識についてお伺いしたい」

江藤農水大臣 「極めてイレギュラーな状態だと思っております。18万トンも余計につくっている、在庫も十分にある。スーパーに行けばお米はある。しかし価格が異常に高い、もう2倍ですから」

 江藤大臣は、21万トンの備蓄米を放出する政府の方針を受け、今後3カ月の価格の見通しを示す数値が大幅に低下するなど「コメを扱う関係者は先高感を持っていないし、下がるという見通しを持っているのではないか」と指摘しました。

 そのうえで「21万トン出した以上は、政策効果がなければさらに追加する」と述べ、「流通のスタックを解消し、消費者のご苦労も解消できるよう努力する」と強調しました。