東日本大震災から間もなく14年です。宮城県南三陸町役場に、犠牲となった職員の名前が刻まれた慰霊碑が建てられ、9日、除幕式が行われました。
南三陸町では、震災で防災対策庁舎など町の施設で職員39人が犠牲となりました。
9日、南三陸町役場に建てられた慰霊碑の除幕式が行われ、遺族や町の元職員などが参列し、亡くなった職員へ花が手向けられました。
2024年7月に、旧防災対策庁舎が町の所有となったのをきっかけに、町の元職員らで作る実行委員会が募金を呼び掛けるなどして慰霊碑の建立に向けて、準備を進めてきました。
慰霊碑には、「あの日を忘れない」というタイトルの碑文や遺族の同意が得られた職員37人の名前が刻まれています。
夫を亡くした女性「私だけじゃなくて、遺族の方はほっとしたっていうか。命を大事にするっていうことをみんなに考えてほしいと思います」
東日本大震災南三陸町職員慰霊碑建立実行委員会・遠藤健治委員長「職員だけでなく、慰霊碑をご覧になる町民一人ひとりの防災意識の向上につながってもらえればありがたい」