東日本大震災の復興を願うアイスショーが7日、宮城で行われました。羽生結弦さんと狂言師・野村萬斎さんとのSEIMEIコラボが大きな話題となりました。
羽生さんが座長を務めるアイスショー「ノッテ・ステラータ」は、今年で3回目の開催となります。会場には6000人以上が集まり、震災からの復興を願うスケーターたちの演技に拍手を送りました。
「ノッテ・ステラータ」は毎回、ゲストとのコラボレーションが話題になります。今回のゲストは、狂言師・野村萬斎さん。日本の伝統芸能・狂言とフィギュアスケートが融合した新たな演技を披露しました。
そして、会場が最も盛り上がったのが、羽生さんの名プログラム「SEIMEI」。「SEIMEI」の楽曲は、野村さんが安倍晴明を演じた映画「陰陽師」で使われていたものがもとになっています。
陰陽師ファンだった羽生さんがプログラムに取り入れ、これが平昌オリンピックでの金メダル獲得につながりました。
野村さんと羽生さん、ダブル「SEIMEI」の舞い。会場に大きな歓声が響きました。
野村萬斎さん「前に対談させていただいた時に、僕が『天と地と人』をつかさどる、空間と時間を操る音楽をまとうなんて話したことをすごく思い出しましたし、まさしく天地人をつかさどっていらっしゃるなと。成長されている姿が頼もしく思いました」
羽生結弦さん「あの野村萬斎を息が切れるほど走らせる人は多分いない。SEIMEIの最後のところ、ずっとダッシュして下さっているんですけど、申し訳ないなと思いつつもそれに応えて下さる萬斎さんの力量・器みたいなものを尊敬していました」