27日の日経平均株価は、トランプ大統領が輸入車に対して25%の関税を課すと発表したことを受け、自動車関連株に売りが広がり、終値は前の日より227円安い3万7799円でした。

 しかし、専門家は自動車関税による市場への影響は、一時的なものだったと指摘します。

マネックス証券 広木隆氏 「自動車の関税は、きのうの動きで織り込んだと言えるかもしれない。典型例はトヨタ自動車で、一時4%以上下落する場面があったが、最終的には取引の中で、一番高い値段で引けている。自動車関税の悪材料を一日で消化した」

 今後は日銀が3カ月に一度、景気判断を調査する「短観」に注目です。

広木氏 「4月1日に日銀の短観が発表される。一番の注目である大企業製造業の業況判断DIが小幅に悪化する可能性。企業の景況感の悪化が“相場の重し”として響くリスクはあるので注意したい」

(「グッド!モーニング」2025年3月28日放送分より)