警察官などになりすましてキャッシュカードをだまし取る特殊詐欺の被害を防ごうと宮城県警が防犯講座を実施しました。

 防犯講座は18日に仙台市太白区の家電量販店で行われ、警察官が特殊詐欺の一味に扮して寸劇を披露し、「キャッシュカードすり替え型詐欺」の手口を説明しました。

 警察官を装った犯人「宮城さんのキャッシュカードが、特殊詐欺の犯人グループを逮捕した時に不正に利用されていることが分かったんですよ」

 犯人は電話をかけた後で、警察官や銀行員になりすまして家にやってきます。

 続いて「安全に保管するため」と説明してキャッシュカードと暗証番号を書いた紙を封筒に入れさせます。

 そして、目を離した隙に、用意しておいた偽のカードが入った封筒とすり替えてしまうのです。

 同様の手口による被害は、今年1月から先月までに39件確認されています。件数、被害額ともに去年の同じ時期を上回っていて県警では注意を呼びかけています。